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  1. 2022/08/18スタッフコラム

    ○まPの裏庭  ディストピア。

    最近知った単語に「ディストピア」というのがある。恥ずかしいが、今まで一度も目にしたことがない(と思う)。活字でみたことがあったかもしれないが、興味がなくてスルーしていた可能性も否定できないけど。ま、どっちにしろ全く認識していない単語だった。

    村上春樹の作品に「1Q84」という「わかりづらい」超長編の有名なものがある。ジョージ・オーウェルという作家の「1984」というSF作品を意識してつけた題名だと思うが、これまでそれを読んだことがなかった。長編と翻訳モノを読むのが苦手な僕は「読みたくない作品」のひとつとして、本屋でも見て見ぬフリをしていたのだが、今年の僕の「読書テーマ」は「名作といわれる作品を読むこと」としていたので、「仕方なく」購入し読んでみた。1940年代に書かれた近未来の世界を描いたSFなのだが、文庫の解説に「ディストピアSFの古典名作」的なことが書かれていた。で、生まれて初めて「ディストピア」を意識した。(この作品が面白かったか、どんなストーリーだったか、については機会があれば触れたいと思います)

    読み終えてほんの数日後。7月下旬のサキガケの「ブックマイスター」という本の紹介コーナーに「2084年のSF」日本SF作家クラブ編 という本の紹介記事が載っていた。題名から、当然オーウェルの「1984」を意識している、と思ったのでその記事を読んでみた。そうしたらここにも「ディストピア」の文字。あ、ヤバっ。結構メジャーな単語なんだ、これって・・・勝手に「ユートピアの反対(ディス)のことじゃね?」と思って調べてもいなかった。どうせマイナーな日本人の作った造語だしもう2度と出会うことなどないだろうし、なんて考えてたのだ・・・なので、調べてみた。なんと、ちゃんと「英語」として存在してた。意味は想像してたものに近かった。「反理想郷。暗黒世界」。確かに「1984」も「1Q84」もフツーじゃない世界が舞台だった。

    もう数十年、SFを読んでこなかった。今年はなんと2冊。「渚にて」という1950年代のSF。核戦争後の人類滅亡直前半年くらいを描いた作品だった。中学生の時は沢山読んでた。例えば「星新一」。星新一作品は基本的にショートストーリー。ついこの間までNHKで15分間のショートドラマが放映されてた。何篇か観たけど、これも「ディストピア」っぽい。今も本屋さんに「ボッコちゃん」「N氏の遊園地」などの超有名文庫が並んでいる。もし読んでなくて興味を持った方は、星新一がお薦めです。読みやすい!こんな昔にこんな発想するなんて凄いゼ!って思うこと請け合いです。あ、あと中学ん時読んでたのは「フレドリック・ブラウン」や「レイ・ブラッドベリ」。どっちも姉の影響だった。もう1度読み返してみようかな。