秋田県潟上市昭和大久保字北野出戸道脇41 018-877-6141

お問い合わせ

採用情報

スタッフコラムStaff Column

スタッフコラム

  1. 2025/07/03スタッフコラム

    〇まPの裏庭  ホセさんを悼む

    突然だけど「ホセ」と言えばあなたは誰を思い浮かべるだろう。僕には2人いる。もう50年以上前から「ホセ」と言えば「メンドーサ」だった。トシを召してる方はご存知だろう。そう、あの名作「あしたのジョー」に登場する世界王者だ。そして、数年前からは、スワローズの名1塁手「ホセ・オスナ」だ。そう、配偶者が「オセ、オスナ(押せ、押すな)」と聞き間違えたエピソードは既にお話している。

    さて、本題に移る。少し時間が経ってしまったのだが、5月15日付サキガケの6面。普段はほぼスルーする「総合」というジャンルの紙面。ページを繰っていると「ホセ」が目に飛び込む。ん?と反応。あまり大きくない見出しに「ホセ・ムヒカさん死去」とあった。見出しは大きくないが記事は紙面の1/4のスペースを取っている。久しぶりに目にする名だ。。。

    10年以上前、僕は彼の話を「事務局ミーティング」のスピーチでしてた。前任の方が始めた毎週月曜の朝の会。7~8名の事務局スタッフが順番にスピーチするのだ。テーマは何でもよかった。その時感じたことや時事ネタなど。ムヒカさんは日本でも有名なウルグアイ人だった。「世界一貧しい大統領」として。スピーチではいつもこのコラムで書くネタのようなオチャラケをやってた僕には珍しくマトモなお話だった(つもりだ)。以下、記事から抜粋してムヒカさんの人となりをお伝えする。

    この5月13日に89歳で亡くなられたそうだ。略歴は、2010ー15年が大統領在任期間。2012年にブラジルで開かれた「国連持続可能開発会議」での演説で世界的評価を得た、との記事。以下に示す~~貧乏な人とは無限な欲がありいくらモノがあっても満足しない人のことだ~~サキガケの「評伝」欄にあった記事の抜粋~~物質主義に覆われた現代に一貫して警鐘を鳴らし、生きることの本質を問い続けた。~大統領在任中は報酬の約9割を寄付し、公務の合間に畑仕事と養鶏をして暮らした~16年に来日。原爆資料館を見学後、芳名録に「倫理に伴わない科学は想像もできない邪悪なものに利用されかねない。地球上で人間だけが同じ過ちを繰り返す。私たちは過去の過ちから学んだだろうか」~

    凄い・・・絶対にマネできない。彼こそ偉人だ。。。日本人には好意を持っていたようだが現代の日本を「高齢者は孤独、若者は夢を持てない、日本は幸せなのか?」と指摘する。彼からすればウルグアイの方が幸せだと感じていたのだろう。。。

    久しぶりにムヒカさんの存在を意識できた。コメ不足が叫ばれ未曽有の物価高の中、決して生活がラクではないが、世界の中ではまだまだ日本は豊か(物質的に、だけど)だ。地産地消が基本だった頃を思い、回帰してみるのも「豊か」になる一方策かもしれない。