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スタッフコラムStaff Column

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  1. 2024/06/06スタッフコラム

    〇まPの裏庭  久しぶりに野球のお話を

    石川さんが勝った。超嬉しい。186勝。秋田が誇る大投手。1990年代のスワローズの強さが失われた2000年代に入団。以来23年。。。僕は昔からプロ野球が好きだった。何度も書いたが、中学2年の頃からスワローズファン。1978年から何度か足を運んだ神宮球場でのナイトゲームは今でも忘れない。2021ー22の2シーズン、何故か連覇したチームは昨年5位。今シーズンは断トツ最下位と「定位置」に落ち着いた。弱小チームの応援に慣れているので大してショックはないが負けるとやっぱり悔しい。そんな中での、石川さんの今季初勝利。流石、大投手!

    プロ野球。MLBには殆ど興味が沸かない。超ミーハーな配偶者は今は超ドジャースファン。「ベッツ」がどうの「フリーマン」がなんちゃら、と大騒ぎしてるのを横目に、静か~にスマホゲームに興じる昨今。

    あ、例によって長~い前置き。今回お話ししたいのは「仁政会の野球チーム」のこと。と、言っても例に違わず「むか~し」のこと。僕が「背番号17」を付けてプレーしてた頃のお話。。。あ、最近「看護部長のアドバイスでスゲぇレフトフライが飛んで一生の思い出になった」と語ったそのチームのこと。基本僕はチームのスコアラーをしてた。独学でスコアブックの記入法を覚え、記録し、各選手の「数字(打率)」を計算し、「球納め」と称する「野球部飲み会」では優秀選手を表彰したりしてた。が、社会人チームは仕事の都合で選手が集まれない場合が多い。背番号17もメンバー不足の際は出場しなきゃない。。。試合開始の整列。向かい合った対戦チームの選手が僕を見てニコッと笑顔になる。「ん?何?なめてるんかい??」と少しムッとする。小さな声で「ストッキング、逆に履いてるっすよ」。え~?で、周囲の「履き方」を見る。ご承知か知らんが、野球のユニフォームの「ストッキング」は白い靴下の上に履くヤツ。なんの役割を果たすのか全くわからんシロモノ。前後で切り口?の長さが違う。確かにみんなと違う。と、彼がもう一言。「できればスパイク履いた方がいいっすよ」。整列した僕以外はZETTやSSKのスパイク。僕は自慢の3千円で買ったハードコート用テニスシューズ。

    そんなんじゃ最初から「ド素人じゃねえか」と相手は楽勝気分。ハナっから打てるわけないけどドンドン直球を投げ込んで来る。バットにかすりもせず三振。

    その日は内野手が足りない。「ファーストだったら送球を取っているだけでいいから出来るでしょ」、と言われ生まれて初めてのファースト。キャッチボールくらいはフツーに出来るので外野より楽じゃん!チェンジになったらベンチも近いしね~、なんて余裕をかましてた。で、試合開始後、間もなく守備機会がきた。(ファーストなんだから当然だ)・・・ボテボテのショートゴロ。ショートは金農で内野をやってたヒロ。華麗な足運びでゴロをキャッチし、流れるようなステップを踏み、矢のような送球!「矢」のように見えない。一塁ベースに足をつけて送球を待つ僕に向かってまるでバスケットボールの大きさに変化したボールが唸りを上げて向かってくる(ように見えた。そう、巨人の星の「魔送球」の如。)。。。思わず「逃げた」。ドッジボールのように「逃げた」のだ。。。「〇まP~、なにしてんねん!」。「もっとゆっくり投げてよ!ケガするじゃん!」「ごめん、ごめん。今度は抑えて投げるよ」。なにしろ、人員不足。9人しかいないのだからこんな僕でも大切にされる。。。

    その試合の結果は全く覚えていない。もっと詳しく書きたかったけど、1500字近くになってるのに今気づいた。まぁ、野球は「やるもん」じゃなく、「ベンチ」でスコアをつけながら「さっきのは、ヒットじゃなく相手のエラーっぽいけど、公式記録はヒットということにしてあげるから、球納めの時はいっぱい注いでねぇ~」なぞと言ってるのが楽しかった。あ、1600字。ヤバっ。では、また次号。