去る9月15日、仁政会の杉山病院は開院49年となった。初代院長が、「老人が安心して入院し、療養できる病院を作りたい」という思いで設立したものだ。1976年の敬老の日(国民の祝日。1966年に制定し、2002年までは9月15日に決まっていた。「ハッピーマンデー」のためだ。因みにハッピーマンデーになる祝日はこれに加え「成人の日」「海の日」「スポーツの日」の4日だ)に開院を合わせたのだ。来年は50周年の節目の年。記念の年を職員全体でお祝いしたいものだ。。。
8月29日と9月16日のサキガケ新聞には高齢化が進む日本とその最先端を独走する秋田に関する記事を1面に載せている。少し紹介する。
8月29日の記事には今年7月1日時点で秋田県の高齢化率が40%を超えたという内容を取り上げている。高齢化率とはご存知のとおり65歳以上の割合。なんと5人に2人がトシヨリだ(僕もこれに加担してるんだけど)。県内25市町村での高齢化トップ3は ①上小阿仁村 59% ②藤里町 56.3% ③八峰町 53.7% だ。が、驚いたことに第4位で「市」がランクイン。なんと「男鹿市」の53.2%。50%超えが6市町村。逆に率の低いほうが ①秋田市 33.5% ②大潟村 34.9% ③潟上市 36.7%。そして30%台が4市町村しかないのだ。因みに第4位は「東成瀬村」だ。でも、率は39.8%。来年は大台へ、の予感。
一方、9月16日の記事。敬老の日に合わせた総務省の公表。日本全体の65歳以上は29.4%で 約3620万人。人口が4千万人以上の国でトップだそう。因みに2位はイタリアの24.6%と大きな差。そんな中、65歳以上の就労者も増えているという。労働人口の減少が影響しているのだ。少し古いデータだが、23年の65歳以上の就業者は過去最多の914万人。全就業者の13.5%になるという。高齢者の約4人に1人が働いているという。就業先は①卸売業・小売業②医療・福祉だそう。そして「特に医療・介護の仕事は慢性的な人手不足でニーズが高く、10年前の約2.4倍の107万人に増えている」との記事。。。
日本が世界一の高齢国になることは長寿国になったから、だけではなく「少子化」が大きく影響しているのだが、これを打開する方策は見いだせない。若い世代に楽をさせ、将来に希望を持てる国になれば子どもが増えるか、といえば「???」だ。ホントに難しい課題を社会のリーダーたちはどう舵を取って導いてくれるのだろ…他人事のように書いちゃったけど、子どものいない僕にも責任はある。
最後にもうひとつの記事。9月25日付サキガケ。9月1日現在の秋田県の人口が88万人を切ったとの内容。僕が生まれた頃は130万人超だったと聞く。ヤバいゼ・・・
