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  1. 2025/12/04スタッフコラム

    〇まPの裏庭  日本語の難しさ、敬語

    中学の頃だったと思う。その時期、僕は父親との会話を少しばかり苦手にしていた。大正15年生まれで短期間ではあるが輸送船に乗っての戦争の経験もしている、普段は寡黙な所謂「オトコは黙ってサッポ〇ビール」タイプだった。。。どんな内容だったか何かについて会話をしていた。父の発言に「USO!?」と発した(ことはしっかりと覚えている)。対して、父は「USOとは何だ!俺の言うことが信じられないのか!」と激怒。。。今の若者が使う「ホントですかぁ~」と同じノリの「USO~」のハズだったのだが。素直な僕はすぐに反省。「ごめん。そんなつもりじゃ~・・・」。

    日本語は難しい。。。「日本文学科だから日本語のプロでしょ~」と理事長に言われたことがあった。「敬語もままならないニチブンです。」と答えた(ように記憶している)。その理事長から「最近、よく廊下でお疲れ様です、って言われるけどあれには違和感がある。目上の者は疲れちゃいけないのだから労われるのはおかしいと思う。」と言われたのだ。僕は20年程前まで全ての人に「お疲れ様です」ではなく「ご苦労様です」と言っていた。が、15歳も年下のOTのコに教えられて「お疲れ様です」と正していたのだが・・・で、身近ないくつかの言葉が気になってしまった。以下に少し挙げてみる。

    その敬語を使用する相手を理事長と想定して考えた。まず、前述の「USO!?」の類義語の「ホントですかぁ~」。 絶対に理事長に向かっては使えない。父に指摘されたように年長者には疑っているように捉えられ兼ねない。。。じゃあ、これをどう改めたらよいのか。当然相手の言葉を肯定するのだから「そうですね」「仰るとおりです」「私も同意見です」が適当か。 更に考えた。矢張り相手の言葉を肯定する時の「相槌」。「なるほど~」「確かに~」「うん、うん」。これも理事長に対しては絶対に発せない。ハタから見ると「どっちが目上よ~」となり兼ねない。これも言い換えるなら上記と同様「仰る通りですね」、或いは黙って軽く頷くのが良さそうだ。

    僕が中学生だった1970年代から日本語は乱れていたのだ。だから社会人としての敬語の使用は随分とハードルが下がってきたと言う。発した言葉が不快か否かは、コミュニケーションを取る相手次第なのだ。だったら、「不快リスク」を回避するためにも折角存在する日本の独特な表現、敬語(尊敬、謙譲、丁寧)を身につけておけばどんな目上のエラい方にもビビらずコミュニケーションが取れるハズ。。。でも、ムズい。そんな時は自分のいる共同体の中で一番エラい方を想定しての会話をシミュレーションしてみるといい。そしたら「USO~」は絶対に出てこない。

    あ、最後に。「わかりました」「了解しました」→「承知しました」がより丁寧に聞こえますよね~