〇バ(マルバ:バドミントンの事)を語るにはどうしても欠かせないものがある。当時頻回に行われていた黒紅戦(こっこうせん)である。院内の選手たちがその特性により紅組、黒組に分かれて対抗戦を行うのだ。紅白戦とはよく言うけれど、何故黒紅戦になったのかは忘れてしまった。
紅組はというと例えば僕のように流麗華麗にクレバーな試合運びをする選手群。片や黒組はというとパワーに任せ打って打って打ちまくる猪突猛進な選手群。実に鮮やかに分かれていた。
平成3年2月21日(木)夜の黒紅戦のメンバーをお知らせしよう。
(紅組)
光幸、クマ、石川、ナベ、康子、森山
(黒組)
充、工藤、マー、マルマ、ヒロ、さくらば 以上記録用紙原文のまま。
二人でペアを組むダブルス、7ポイント先取の試合を36試合行っている。一人当たり12試合こなしていることになる。この日はトータル19-17で紅組の勝ち。
振り返ってみればやはり紅組は試合巧者だったりずる賢さが際立っていたり奔放だったりで如何にも紅組だった。一方黒組もまた、何も考えずただ打ちまくる「アホ」そのものが多かった。
しかし時代は変わっていく。
約11年後、平成14年1月23日の黒紅戦のメンバーを見てみよう
(紅組)
あんどう、田中(女)、田中(男)、フミ、神田、光幸、きぬ、
(黒組)
司、仲、さくらば、小松、クマ、ママ、沢 以上記録用紙原文のまま。
この日の試合結果は16-11でやはり紅組の勝ち。かつて黒組だった選手は6名中5名が猪突猛進で杉山を飛び出した。(猛進の果て2名が戻って来た)そこで黒組の選手不足を補うために紅組の2枚看板のうちの1枚であったクマが黒組のトップとして君臨したのであった。でも黒組に行ったおかげでプレースタイルが「アホ」のように打ちまくるタイプになってしまった。色が人を変えるのだと学んだ。
でも平成14年のメンバーはたった一人を除き全て在職中だ。(その一人も呼び込もう)
この場を借りてみんなに伝えよう。
例えラケットを杖にして使おうとも「黒紅戦再開を目指そうぜー!!」