最近、私の仕事には新しい同僚が増えた。名前はChatGPT。席はなく、出社もしないが、呼べばだいたい即レスをくれる。
しかも文句も言わない。これはなかなか優秀だ。
最初は半信半疑だった。「AIに何ができるのか」「結局は検索の延長では」と思っていたが、試しに簡単な文章を頼んで
みたところ、想像以上にそれっぽい文章が返ってきた。しかも早い。私がコーヒーを一口飲む間に仕事が進んでいる。
正直、少し焦った。
ただし完璧かというと、そうでもない。こちらの指示があいまいだと、驚くほど堂々とズレた答えを出してくる。
「なるほど、そう来たか」と感心することもあるが、「それはさすがに違う」とツッコミを入れる場面も多い。どうやら
ChatGPTは、こちらの伝え方次第で賢くもなるし、途端にポンコツにもなるらしい。このあたりは人間関係とよく似ている。
便利なのは、何度聞いても嫌な顔をしないところだ。同じ質問を繰り返しても、「さっき説明しましたよね」とは言わない。
むしろ、少し言い方を変えると、別の角度から答えてくれる。この忍耐力と柔軟性は、見習いたいと思う反面、「私はちゃん
と人に優しくできているだろうか」と余計な反省も生まれる。
一方で、最終判断は必ず人間がする必要がある。ChatGPTはあくまで相談相手で、決断する責任までは引き受けてくれない。
都合のいい答えを出してくれることもあるが、それをどう使うかは自分次第だ。魔法の道具というより、よく喋るメモ帳に
近い存在なのかもしれない。
今日も私は、ChatGPTに助けられながら仕事を進めている。頼りすぎないようにしつつ、うまく付き合う。新しい同僚とは、
適度な距離感が大事だ。少なくとも今のところ、席を取られる心配はなさそうなので、安心して明日も話しかけるつもりでいる。
さあ、これを書いたのはワタシ?新しい同僚?
事務部・事務局 K
