スポーツは、競い合うものや自分自身で楽しむもの満足感を得るもの等、様々な係わり方があるが私は健康づくりの目的で10年位前にランニングを始めた。
しかし、マラソン大会に出る様になるといつからか負けず嫌いの芽が生えはじめ、次第に欲が出てきて体に強く負荷をかける様になり、前回よりも速くそして順位を上げる事に拘り、いつしか健康づくりの目的とはほど遠くなっていた。そんな1人よがりな健康づくりに取り組む私の姿を知っていたのか定かではないが、病院職員の方から秋田市の与次郎駅伝大会に一緒に出ないかと誘ってもらい、大会の詳細を聞く前に二つ返事で了解した。後から詳しく聞くと、職場対抗の部でエントリーし、広小路から千秋公園を走る、1人2.6㎞、4人1組でタスキを繋ぎ、全員が同じコースを走るというものであった。
メンバーは、看護部・事務部・事務局・ショートステイとバラバラであった。議論を重ね熟慮の結果、登録チーム名を「杉山病院」と決めた。その後も会議(飲み会)を定期的に開催し、当日の作戦やトレーニングの進捗状況を確認し合い、参加1年目は雰囲気を楽しみながらの参加と軽く考えていた。しかし、その大会の順位が思った以上に良く、それが刷り込まれたせいか、2年目はユニフォームとしてお揃いのTシャツに「杉山病院」とプリントし、アイテムを使ってモチベーションアップと団結力向上を図った。
私自身、日々の筋トレも体幹から四肢、走り込みも循環器系への負荷の増大を段階的に行い、少しでもベストな状態で大会に臨む為に、練習を怠らないようになった。当日4人でタスキを繋ぎ、無事完走する事ができた。アスリート風に言えば、レースに向けてベストパフォーマンスを発揮できるように準備をしてきて、良いコンディションでレースに臨んだ、と言ったところである。その後のコロナ禍や大雨等自然災害もあり、3年ほど参加しない期間があったが、2024年は久しぶりにエントリーする事となり、レースの準備を日々チェックし、体調管理をしながら無事当日を迎える事ができた。選手4人共、幸い大きな怪我も無くレースを迎え、スタートからゴールまでタスキを繋げられた事に感謝した。
また、大会当日、会場へ病院の職員も応援に駆けつけてくれて、コース途中の一番苦しい難所で、大きな声援で鼓舞してくれた。その時の事は、私自身もそうだがメンバー皆がとても大きな力になったと話していた。(あまりにも苦しくて、手を振ったりしながら声援に応える事が出来なかったため、来年は声援に対して手を振る練習もしようと思った)
体力を維持する事は、年齢を重ねる事を考えると成長している事と同じだ、と話すプロの選手もいるが、自分もシーズンオフとオンのメリハリをつけてモチベーションを維持し、次のシーズンに向けて体力を維持?向上?出来るようにこれから準備して行こうと思う。
しかし、今年の場合は早くも8月からシーズンオフにしているので、せめて半年以上は健康のためにもトレーニングを継続したい。
地域連携室 S