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スタッフコラムStaff Column

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  1. 2023/04/20スタッフコラム

    〇まPの裏庭  「つくばい」再び。で、何故か大相撲! 

    どのくらい前だったか、この欄で「京都の何とか寺のつくばい」のお話をした記憶がある。「つくばい」は漢字で「蹲」と書く。「しゃがんで手を洗うために置かれた鉢」で茶室に入る前に清めるためのもの。以前にこの欄に「吾唯足知」と「蹲」に中央部に「口」を彫り、その「口」の上下左右に五~矢の字を入れ「われ、ただ足るを知る」と読ませたと紹介した。が、先日何かの本に「蹲る」の字。送りガナに「る」とあることから「うずくまる」と読むのか?と検討をつけて読み進めた。気になったので後からスマホで検索。で、知ったのが「つくばい」の意味。「つくばい」はそのまま「茶室に入る際にしゃがんで手を洗うことから、しゃがむこと」の意味だそうだ。で、そのまま「手水鉢」(ちょうずばち、と読みます)を「つくばい」としたのだそうだ。

    「動きの様」が「物の名称」になっちゃったことも驚きなのだが、相撲オールドファンを自認する僕にはもっと驚いたことがあった。「つくばい」を検索し「蹲」を調べていると「蹲踞」の文字。ん?なんじゃ?で、漢字の読み方がわかんない時にやる「右側だけ読んで」みた。「そんきょ」。そんきょ、と言えば大相撲の取組みの時の所作。呼び出しが「ひいんがしぃ~〇△海ぃ、にいしぃ~▢〇山ぁ~」と四股名を呼ばれ土俵に上がった力士はまず土俵の俵、端っこに爪先立ってしゃがみ、掌を拡げて両手を斜め下に大きく開く。これが「そんきょ」。僕が相撲をしていた時(してないけど)習ったのが「そんきょ、自分は何も武器を持っていないよ、裸一貫、正々堂々とフェアプレーで勝負しようゼ」というセレモニーだ、と。(近年の大相撲は横綱のかちあげや張り差しなど、とても「相撲」とは言えない格闘技になってしまった感も否定できないケドね)あ、これはNHKの大相撲中継の「相撲一口メモ」でやってた知識だからホントのハズです。ついでに僕の憧れの職業「行司」の最高位が「立行司」。「木村庄之助」と「式守伊之助」を名乗るのだけど、彼ら2人だけ「帯刀」している。「差し違え」(負けた力士に軍配をあげてしまうこと)した場合には切腹を辞さない覚悟のため、という。スゴいね~ところで、最近ず~と木村庄之助が不在。横綱、大関も少ないし、早くスターが出てきて欲しい。若隆景、若元春の兄弟が活躍して欲しいなぁ。(若隆景はヒザを負傷したみたい。心配だ)

    と、最後は大好きな大相撲の話題でしたが、琴ノ若や王鵬など親、祖父が大活躍した血筋の力士も登場し、なんと幕下付けだしでひと場所で十両に出世しちゃった落合なんかも出てきた。日本人力士の巻き返しで大相撲人気を回復しなきゃ、ね!