ホームページを管理してくれているトダさんから「HPが運用できない状態になってるから絶対に勝手に触んないでね!〇まPはド素人なんだからね!」と釘を刺され「は~い」。で、「やっと復旧したんでテキトーにどうぞ」「は~い」。で、再開。。。今後もよろしくっす。
今年の目標のひとつが「名作、古典を読むこと」だった。で、記録を見た。苦手な翻訳モノから逃げている傾向が顕著。海外作家の作品はたったの1冊。ヘッセの「シッダールタ」だけ。まぁ、そうだろね~と意にも介さずにいた。そしたら、サキガケ新聞の文化欄に「ジェンダー 世界の文化」という特集記事が目に入った。「「らしさ」の呪縛に抗い」というタイトル。ん?何?気になるぅ。魅かれる。で、サブタイトルが「ロミオとジュリエットの悲劇」だ。秋田大学の佐々木名誉教授が書かれた小論。ふ~ん・・・「ロミオとジュリエット」(タイトルが長いので以下、「R&J」と書く)かぁ・・・
思い出した。僕は中学・高校時代「映画少年」だった。観るのは殆どが洋画。その中でも特に記憶に残っているひとつが「R&J」。オリビア・ハッセーとレナード・ホワイティングの主演作。若い2人の切なく一途な恋の物語。因みにオリビア・ハッセーは昔、布施明と結婚してた時期があった。「君は薔薇より美しい」というCMソング?で知り合ったと当時話題になった。まぁ、どうでもいい話だけどね。
この作品は当然、シェイクスピアの作。彼の四大悲劇と言われる作品、「オセロー」「ハムレット」「リア王」「マクベス」は別に哀しくない。「R&J」が最も切ない。何故だろ。映像で観ただけだからか?あ、でも僕には「ヴェニスの商人」も悲劇だったよなぁ。。。で、ついに文庫本を購入した。実は「R&J」だけは買えなかったのだ。あまりに有名な作品名、そして内容さえも有名すぎる。純粋な10代の男の子と女の子の物語。若いころの僕はフツーに少女漫画を読んでいたし、コミックを買ってた。「少女コミック」「りぼん」「マーガレット」。小椋冬美の作品が好きで「金曜にはママレード」「ルフラン夢色」なんかは最近まで実家の本棚にあった。。。にも拘わらず「R&J」はなんか恥ずかしくて買えず読んでいなかったのだ。。。読んでみた。
神父さんの取り計らいと情報の未達による悲劇。確かに両家の不仲が根底にあるが・・・四大悲劇よりもやっぱ切ない。。。で、佐々木教授の論と組み合わせながら読んでみたのでいろんな景色が見える。う~ん、面白い。教授の論はもったいないのでここには書かない。が、最後に教授の小論の書き出しだけ紹介しますね。
「ロミオとジュリエット」といえば一般的には美男美女の演じる甘美なラブストーリーという印象が強いだろう。だが、シェイクスピアのテキストを丁寧に読んでみるとこの芝居はジェンダーの呪縛、すなわち「男は男らしく」「女は女らしく」という規範から、身を振りほどこうとした若者たちの悲劇だったことがわかる。~~
この小論の全体を知りたい方は〇まPまで。コピーしてあげるよ~