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スタッフコラムStaff Column

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  1. 2023/03/01スタッフコラム

    〇まPの裏庭  地域の医師会報。県内イチ面白いんじゃね?

    年に4回発行される「男鹿潟上南秋医師会報」を毎号楽しく読んでいる。何といっても編集長が以前杉山病院の副院長だったササキ先生(現ハートインクリニック院長)だからだ。先生は秋田市周辺地域に無料配布される「マリマリ」にコラムを寄せているので読んだことがある方はその知性と発想の豊かさがお分かりだと思う。昨年惜しまれながら閉館した「秋田市文化会館」で上演した「明日は退院」の脚本、劇団「手形界隈」の座長を務めたのが30年以上前。医師をはじめ、医療従事者が多数出演していた。学生時代「つかこうへい」「唐十郎」「別役実」などイロの濃い劇作家の作品をホリガネ先生に引っ張りまわされて観ていたが、それらを遥かに凌駕するスゲえ(今風で言えば「エグい」か)作品だったことを覚えている。そんな超絶実力者のササキ先生が編集長なのだから面白くないわけがない。当然、「教育講座」などの「講演」の内容などマジメなコーナーも存在するが圧倒的に多くのスペースを割いているのが「地域の先生方の「素」の声」だ。だから面白いし、ササキ編集長じゃなきゃムリな仕事だと思う。

    今回言いたいのはササキ先生のことに加え、ヒダノ院長のこと。仁政会が秋田市土崎に開設のサンクリニック(職員は「サンクリ」と呼ぶ)の院長。確かササキ先生と同じくらいの年齢。しかも劇団「手形界隈」では準主役級のキャスティングを軽々とこなしてた(と、見えた)。仲がいいからほぼ毎号医師会報に寄稿が載る。最新の1月25日号(通算107号)にも載ってた。とても感動したので少しご紹介。

    「ホントはマジメで常識的なのにシャイだから斜に構えてスナオにできないトコがあるのよね~」とヒダノ院長を評してスギヤマ理事長は言う。今号の寄稿にも理事長についての件りは正にそれだった。「~かなりゴマスリですが」とした上で理事長との固い関係を書く。やっぱり照れ屋だ。。。まぁ、それじゃなく、本題。院長は「もうそろそろ」と題した寄稿に齢を重ね、公的な立場を意識的に少しづつ下りていることなどを書く。そして最後に…以下、抜粋。

    ~~というわけで(?)人生最後の罪滅ぼしにもう一匹猫を飼うことにしました。秋田県だけでも毎年600匹の猫が屠殺処分されていて、近くのノラが生んだのを1匹と思っていたのですが、親が警戒したのかどこかに行ってしまい、しょうがないので雄和の動物愛護センターに行って、とても不細工で絶対に貰われ先はないだろう、処分されるのは確実な一番愛想の悪い推定5才のを頂いてきました。大尊敬する養老孟司先生の愛猫(故猫)と同じ「まる」と名づけて仲良く余生を暮らしております。

    あまりに素敵でカッコいいライフスタイル。故猫「まる」は僕も大好きでした。養老先生よりも「まる」派です。