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スタッフコラムStaff Column

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  1. 2024/05/16スタッフコラム

    〇まPの裏庭  沼袋、サンプラ、家族亭・・・

    学生時代に住んでいた沼袋は中野区にあった。中野区といえば「中野サンプラザ」が有名だった。が、昨年7月で営業を終えたという僕にとっては衝撃的なニュースを聞いた。サンプラはいったい何年働いたのか知りたくて調べた。1,973年6月の開業。つまり、丸50年。そっかぁ~・・・と感慨に浸る。

    JR中野駅北口から間もない所にあった。秋田から一緒に東京に出たO君は東中野という中野から一駅新宿よりの駅の近くにアパートを借りていた。彼の部屋へ遊びに行く時(当然、徒歩で、だ)僕の住む沼袋から真っ直ぐに南に下るとサンプラの脇に出る。つまりJR中野駅北口だ。ここまで20分。そこから今度は真っ直ぐに東に向かって約20分でO君の部屋。大体4Kmの距離。何度となくサンプラを見てた1978年から82年。サンプラがまだ10歳にもなっていない新築同様だった辺り。84年には友人の結婚式の会場になった。だから「解体」のニュースはとても寂しかったのだ。

    あ、話題をメインの沼袋に変えます。。。4年間住んだ街。アパートは駅から徒歩3分。アパートと言っても「四畳半一間」、「共同トイレと台所」。当然お風呂はない。近くに銭湯があった。タバコ代の捻出のため銭湯代を節約した。つまり、お風呂に入らないのだ。(西村賢太の「苦役列車」みたいだ~)講義に出ず、沼袋で「パチンコ」「雀球」「アレンジボール」(全て球技です)をしているとフクシマ君が来る。「〇まP~、お風呂行こうゼ!♪♪」。彼は不潔な僕を何とかお風呂に入れようとやってくるのだ。仕方なしに一緒に行く。。。そのあと、お風呂屋さんの筋向いにある「高級中華料理店(と、看板に書いてた!)家族亭(なんとも大衆的な店名だ)に2人で行く。「A定食!」(「焼き魚メインの360円)。「僕は、かつ丼&ラーメンセット!」(確か510円)。「高級店」だが、こんなメニュー。。。店主のおじさんと「今年の歌謡大賞の「五輪真弓の恋人よ」はいい歌だねぇ~」なぞと世間話をしていると、ホリガネ先生が登場。「やっぱ、ここかぁ~。あ、僕はミソラーメン!」(ホリガネ先生は家族亭のミソラーメンが大好きだった。もやしが一袋入ってるんじゃね?くらいの大盛。あくまでもここは「高級店」だ)。週2はこんな感じの生活。

    因みに沼袋は、西武新宿線。西武新宿駅から5つ目。各停しか止まらない。フクシマ君は中央線の武蔵境。「近くに三鷹「禅林寺」があるから」という理由で部屋を借りた。彼に連れられて何度もその寺を訪れた。太宰治と森鷗外の墓があるのだ。ホリガネ先生は1年ほど吉祥寺に住んだが、妹さんの上京、同居で引っ越し。JR池袋駅に近いアパートに移った。立教のそば、雀荘もある。40年以上前のスゴい昔のお話だが、不便なりに楽しく過ごせた。そう言えば池袋の同じ「吉野家」で3食続けて牛丼を食べたこともあったナ。