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スタッフコラムStaff Column

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  1. 2025/09/18スタッフコラム

    〇まPの裏庭  高校時代の友人と飲んだら「穢多」談義になった件

    お盆の終わり、8月の16日の土曜に高校時代の友人2人と土崎(秋田市北部の街)で飲んだ。僕らは忘年会や新年会の時期に会うのが定番だったが、今冬はお互いに都合が合わず1年半ぶりに3人で会った。(考えてみると、中学、高校、大学と各々2名の友人と今でも親交がある)

    久しぶりに会った2人は真っ黒に日焼けしていた。訊くと「ランニング」と「自転車」だと。学部が違い、キャンパスも遠く離れているにも拘わらず大学時代には週3日は一緒にいた銀行OBの「O君」は毎晩のランニングが趣味。約5kmを走る。今年の「メロンマラソン」では10kmにエントリーし、見事に完走したそうだ。片や京都の私学の雄を卒業し、秋田に戻って社会科の教師になったウサミ先生は東日本大震災の直後から自転車での通勤に切り替え、休日にはフツーに男鹿や道川の道の駅にビールのお供の海産物を買いに行くという。2人の引き締まった体型を見ながら僕は「目が見えず運転が怖い」「体重は変わらないが腹囲が増えた。ってことは筋肉が減ったってことだ~」と「老化」のお話をするしかない…「よおぅし、一念発起じゃ~!」と体力作りに励むタイプでもなく「いや~、すげぇな~オマエ達は~」と感嘆するばかり。。。

    ウサミ先生の専門は社会科。しかも関西は京都に暮らした経験があるので訊ねた。僕:「ニホンブンガク科なのに恥ずかしながらつい最近「藤村の破戒」を読んだ。長い作品は苦手なんだけど面白く読めた。「部落」「同和」問題は今でも関西に存在すると配偶者から聞いたけど(橋下元大阪市長の件)、京都はどんなだった?」ウサミ先生:「あぁ、瀬川丑松かぁ。(「破戒」の主人公。最近読んだハズの僕は既に「丑松」と名前の方しか覚えていなかった。すげぇ…)「穢多」の問題は京都でもあった。あそこから向こうへは行くな、危険だぞ。と教えられたりした。大阪や長野辺りは有名だけど、全国に「部落」はあるよ。秋田にだって。ほら土崎の〇△地区もそうじゃん。」・・・思い出した。深くは知らないが「なめし革職人」の多い地区があってそこが迫害されてた、と聞いたことがある。ウサミ先生、流石っす。

    今も親交のある6人。そのうち3人が教師だ。数学、社会、国語と専門は異なるが共通点はある(ように感じる)。みんな僕の前では「いい加減でテキトー」に振舞うが「生徒に好かれている」のだ。確かに3人とも穏やかな表情を崩さない。教師以外の3人もみんな人格者だ。親友の数は決して多くないだろうが、6人の素敵な友人に恵まれた僕はとても幸せだ。