2024年6月、私にとって奇跡的な出来事がありました。
中学生の娘は、スポ少の頃から始めたバレーボールを今でも部活でがんばっています。
スポ少時代はそれほど強いチームではなく、勝つことより楽しんでプレイしているという感じでした。中学生になり、ボールが重く、ネットが高く、
ルールにも「ローテーション」が加わりました。プレイに対する反則の判断も小学生より厳しくなった為、当初の試合はコート内でバタつき、お見合
いしてボールを落とし、反則もとられまくりで、気持ちもがた落ちする始末。私たち保護者も、最後は何と声をかけたものやらと悩みました。
が、その後子ども達は、厳しい指導の下、時には泣き、時には怒り、時にはけがをし、時には失敗してその分走らされ、日々努力を積み重ねました。
そして、きたる中総体の日を迎えました。
正直、私の中では、ケガ無く楽しんでくれれば、あと、少しは練習の成果も見せてほしいなという軽い気持ちでいました。が、子どもたちはそんな
私の気持ちなどすみっこにおいやるくらい粘りのあるプレイの連続!!予選リーグを2位で通過し、決勝トーナメントの進出を決め、決勝トーナメント
では全試合3セットで戦い、ボールを拾って拾って、がんばってつないで、見事、優勝することができました!!
優勝するなんて思ってもいないことだっただけにびっくりしたのと、嬉しいのとで涙が止まりませんでした。
私がバレーボールで一番好きなところは、ボールをつなぐことです。自分の上げたボールを誰かが、誰かが上げたボールを自分が次へつなぐ。
つなぐのはボールだけではなく、上げた人の気持ちもつなぐ。そしてまた次の人も。
バレーボールのように、優しさや笑顔も同じようにつなげていけたらいいなぁと思いました。
ルナメンタルクリニック A