病院のご厚意により「全日本病院協会」主催の第一回病院部門責任者研修に出させてもらっている。8月に対面研修、その後月1回の
ペースでWEB研修でグループ討議を行っている。全国各地から約50人が参加しており、よい刺激を頂いている。私のグループは事務、
看護師、技師、PT、認知症グループホーム管理者、と多職種から構成されている。恐る恐る自院の問題や課題を発表したら、奈良の
看護師さんが「あるあるやな、わかるわ~(こってこての関西弁!)」と相槌をうってくれて妙に安心した。
中には急性期病院技師長さんもいて「臨床検査技師が5人不足しているんです!70人しか技師がいないと一千万の損なんです!」と
力説・・・なんというスケールの違い。かの有名なダヴィンチを導入した病院では救命救急医が医師募集をYouTubeで配信(㊟病院の
許可を得た上で)したところ、研修医が前年より大幅アップした・・・なんて今風なお話。
他の病院さんを「凄いな、凄いな」と連呼してばかりもいられない。足元を見ると人材不足が顕著になってきている。10月に職場
体験にきてくれた中学生が目を輝かせて体験を終え、「杉山病院の職員は皆さん笑顔で患者さんに接していた」「どうしたら患者さんが
安楽になれるか工夫されていた」「将来の方向が見えた」と嬉しいお手紙を頂戴した。こういう日々の積み重ねが少しでも法人の将来に
つながるようにと願いながら・・・
私はというと、部下から相談を持ち掛けられた時「無理、無理!」と言ってしまった。「今いるスタッフが大事にされていない」と
離職者がこれ以上でないよう、まずはできる事からコツコツと! 「あるあるやなぁ~」と言えるように、まずは相手が話してくれる
ような雰囲気や環境を作るのが先だ。
事務部 M