それは平成14年12月16日(月)の事でした。週末の13日の金曜日に〇まPと飲んだ僕は(コジパパ、心理のマドンナシホさんも一緒でした)いつものように朝の一服のために喫煙室(現外来の多目的室)に向かいました。これまた常連の〇まPもすでに喫煙室におり、しかし取り出した煙草を銜えるくせに火は付けず「実は僕、3日間吸っていないんですよ」と誇らしげに語ったのでした。
そしてさらに、「金曜日は飲みすぎ吸いすぎでした。あの2人は吸わない人達なのに。Gトウさんもタバコを吸う人はカッコ悪いというし」と言うのです。
「バッカじゃないの!!止められる訳無いじゃないの。僕は吸い続けますよ」と言ってタバコを吸ったものの何だか美味くない。朝起きてまず一服、煙も深く吸い込み、風邪をひいて喉が痛くてたまらない時にも「のどぬーるスプレー」を吹きかけて、しばしの痛みの和らぎをねらってまで吸っていたタバコ。だけど〇まPの一言が妙に引っかかり、いつもなら一日30本のタバコが結局その日は5本止まりだったのでした。
翌17日(火)は朝から妙な遊び心が芽生えていました。どうせ〇まPもそのうち吸い始めるだろう。でも「僕も尊敬する〇まPを見習いタバコ止めてます」と言えば負けず嫌いの彼だけにきっと吸いづらくなるだろう。でも我慢出来なくなって僕に「吸わせてください」と頭を下げるだろう。などと妄想がどんどんふくらんでいくのでした。
僕の中では自分がタバコを止めることよりも、〇まPに吸いづらさをプレゼントすることが主たる目的となっていたのです。それがその日を最後に今日まで〇まPと僕のタバコは止まっているのです。
注 僕のタバコ止め記念日は今日で丁度7000日です。(それが何だ)