随分前から言葉の意味がわかんなくて調べることが多くなった。エモい。。。な、なんのこっちゃ。CMで、女の子が父親と会話してて「お父さん、エモいね。ん?エモいって知らないって?」というのがあった。それまでに多分何度か聞いたことがあったんだろうが、???だったから完璧にスルーしてたみたい。日本語、あ、「エモい」も今や日本語かぁ。聞きなれない言葉があったらこっそりと調べたりしちゃうのに、スルー。。。「心に強くインパクトを与える様、涙もろい様、なんとなく寂しい、悲しい気持ち」ってあった。「衝撃的、切ない気持ち」なのかな?でも「エモい」なんて、なんかダサい「音」がする。「エモーショナル」の方がまだスッキリする、と感じるのは僕だけだろうか。
あと、おんなじような言葉で、「エグい」。。。なんのこっちゃ。今更誰にも聞けないから調べた。したら、「褒める、けなすのどちらの意味にもとることができる言葉。高いとか、大きいとか多い、の意味の場合もある」的な。ようわからん。良くも悪くも、どっちも???そんな言葉、これまでの日本語にあったかいな?う~ん、思いつかないさ。でも、僕の若い時に流行った「ヤバい」が様変わりを遂げて生き残ってると聞いた。僕らの時代のそれは「否定的な」意味合いが強かった。「マズい」「しくじった」的な。今は「エグい」とおんなじ感覚みたいだね。美味しいお菓子を食べた時も「このケーキ、まじヤバい」。なんだって。「褒めてる」のか「貶してる」のかどこで判断すればいいんだろ。若いコと巧くコミュニケーションを取れる気がしない。
ほんとは、あまりにも多い「カタカナ語」について話したかったんだけど、この前(前々回)の「濹東綺譚」について少し言わせてほしくなっちゃった。 ん、と。いくつか羅列。①この小説の「濹東」はホントは「墨東」だそう。「墨」にわざと「さんずい」をつけ加えたそうな。自分の老い、時の流れを「濹」に表現した??②ワープロ変換すればすぐに出る「きたん」は本来の「奇譚」。でもこの小説は「綺麗」の「き」を使ってるね。なんか、おユキさんを強く慕ってる感じ。「綺麗」の「綺」を使ってる③どうでもいいんだけど、例によってハルキとの共通点探し。「東京奇譚集」という短編集を出してた。もしかしたら荷風を意識した題名か? ま、いつものようにどうでもいいことばかりでした。。。