私は、今年の3月に看護学校を卒業し、看護師国家試験に合格することができた。今回、コラムの担当となり働きながら通学した3年の
看護学校生活を振り返っていこうと思う。
時は、2018年。新型コロナウイルスが本格的に流行する前の話。
ひょんなことから看護学校を受験することとなり「落ちたら、落ちたでいいか」と、軽い気持ちで受験したことを覚えている。そんな軽い
気持ちの受験だったが、まさかの合格通知が自宅に届き、妻や子供たち、父や母を交えての家族会議を行い、看護学校で3年の修行をする
ことを覚悟した。
2019年に入学式を終え、そこから約10年ぶりの慣れない学生生活が始まった。知り合いなどいるはずもなく、クラスのほとんどは10歳差の
高校を卒業したばかりの子たちである。看護学生生活は、慣れない勉強に加えて、単位習得試験、臨地実習の連続で、気づけば周りには、
看護師を志す仲間が出来ていた。臨地実習の期間中は日々睡眠不足だったが、それを終え、気が付けばあっという間に国家試験が目の前に
迫っていた。国家試験前には、夜遅くまで仲間たちとzoomを繋ぎ、過去問を解説し合った。
そして、第112回看護師国家試験当日。
試験中は、緊張で吐き気を感じた。。。
緊張と吐き気を感じながら、
計5時間、、、何とか戦い抜くことができた。
この看護学校の3年間は、自信を持って私の人生で最も勉学に励んだ3年だったと思う。
それもこれも、支えてくれた家族や、仁政会のおかげである。
通学にあたり、学費や給料を支給していただきながら看護学校に通わせていただく機会をいただき、臨地実習や単位習得のための勤務調整など、
多大なる協力をしていただいたことをこの場をお借りして感謝を申し上げるとともに、これから少しでも仁政会に恩返しができるよう患者様への
看護に励んでいきたいと考えています。
看護部 K