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スタッフコラムStaff Column

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  1. 2019/11/07スタッフコラム

    非日常を満喫!文化の日っぽいゼ!

    勝手な思い込みか、僕は「文化の日」を晴れの特異日だと思っている。(物ぐさなので調べず、この先も信じていきます)・・・中学の頃の国語の教科書に「11月3日午後のこと」という志賀直哉の小作品が載ってた記憶がある。日常の1シーンを切り取ったような内容で、秋晴れの午後、寒くなってきた外に干していた洗濯物にハチが寒さを凌ぐようにいた、という部分しか覚えていないんだけど、題名に惹かれたらしく未だに文化の日には思い出す。ま、いいんだけど。。。

    秋田に「若冲」が来てると報じられ、絵心はおろか芸術的センスのカケラもない僕ですら知ってるビッグネームだったので、配偶者に「行く?」と聞いたら「横手だと遠くね?」。で、若冲鑑賞は流れ…る筈だったんだけど、以前書いた女優の医師K先生からのお誘い。配偶者は二つ返事でノリノリ。大仙市経由横手の県立近代美術館へ行くことが即決された。当然、僕は運転手としての参加。従的立場の僕に基本、拒否権は存在しない。ま、行ってみたかったので、イイんだけどね~

    ところが!「文化の日」と呼ぶに相応しい1日になった!(今回はやたらと「!マーク」が登場する)ランチは大曲。女優Kちゃん(しっかりと着物を着て、ますます女優に磨きをかけて登場したので今回は「医師」とは書きません。しかも年下なので「ちゃん」)が予約したイタリアンのお店がまた、とても素敵だった。国道をほんの少し外れたその店は、道路に面したところにも建物にも、外部から直接見えるところには全く看板がない。板塀に囲まれた小径を進むと小さくお店の名前。ここは大曲か?イタリアの小さな村の物語とかなんとか、というBS4の番組をたまに観るけど、まるで「小さな村、おしゃれバージョン」に紛れ込んだような「非日常」にワープしちゃった。早食い大食いの僕が、2時間半をかけ女性たちと同じメニューで満足できたのは、満腹のためだけじゃなく「眼福」も一因だった筈。

    心がリッチになるランチを頂き(額は「リッチ」じゃないので皆さんも行ってみたら?ヒント:お店の名前の頭文字は「J」。近くにヤマダ電機が見えた)、主目的の「若冲」へ。美術館前は「菊まつり」真っ最中。伊藤若冲は、僕の超少ない知識では「なんでもお宝鑑定団」の常連の1人でトラとニワトリが有名。展示の後半に若冲作品が並んでいた。いったいいくらくらいの評価額なんだろ、ってしか観てない自分に気づく。そう言えばシャガール(青森)とかフェルメール、光琳(東京)なんかも観てたけど、やっぱりお値段が気になってた。ただ、文化の日に絵画を鑑賞する自分に少しだけ酔えた。あ、女優Kちゃんは、前もって飲んでたお薬が効いたらしく僕の運転でも酔わなかったようで・・・美術館前で出会ったフィリピン人の男女に「oh!キモノね!カワイイ!」と言われ、日本の文化!を世界に広める役を女優らしく見事にこなしてた。

    ・・・てな感じの素敵な文化の日を過ごした。いつもの年は日本にしかない文化「パチンコ」をしてる筈。昔、秋田駅前に「文化パチンコ会館」というお店があったね~