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スタッフコラムStaff Column

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  1. 2024/02/01スタッフコラム

    〇まPの裏庭  今年の目標 静から動へ、だ!

    去る1月17日、芥川賞の発表があった。前回触れた「川野芽生さん」の「Blue」の受賞はならなかった。が、受賞作の「東京都同情塔」も面白そうだ。タイトルにソソられた。内容紹介の短文を読むと「ん?直木賞っぽくね?」。でも違うんだろな・・・阿部公房の「砂の女」や大江健三郎の「飼育」のような一種独特なニオイのする作品じゃないか、と期待が膨らむ。あ、昨年ハマった西村賢太もそうだったように。超久しぶりに文藝春秋を買っちゃおかな・・・

    先週のこの欄は看護部Kさんだったが彼は当院の野球部の名監督でもあった。野球の経験のない僕は、しかし野球が好きで上司にダマされたふりをして野球部に入部した。草野球でも経験者ぞろいなので殆ど打席に立つこともなかったが、監督が僕の素振りを見て一言。「テニスのストロークのように振ってみろ!」その日の試合で生涯忘れることのないレフトへの大飛球を飛ばせたのだ(アウトだったが)。

    そんな看護部長の今年の目標を読んだ。じゃあ僕も挙げてみようかぁ。今年は・・・①じっくりと文学を味わう ②今じゃなきゃ楽しめないことをヤル ③貯筋 の3つ。とてもシンプルだが、みなさんより確実に残りの時間が少ない僕には重要な目標だと思う。 ①の「じっくりと」は、②と同じ理由で出た目標だ。名作と言われる作品を読み砕きたい。不得手な「長編」はリタイア後まで取っておいて、名作と言われる所以を探ってみたい。 ②の「今じゃなきゃ~」については・・・実は昨年末、フクシマさんから「この本面白かったから年末年始に読んでみたらどう?」と貸してもらっていた本がある。タイトルは「DIE WITH ZERO」(ビル・パーキンス)だ。「豊かな人生を送ったと最期に思えるよう多くの経験をして思い出を作ろう!」という内容だ。仕事ばかりしていてお金を蓄えたって仕方ない。お金は貯めるためにあるんじゃなく、使うためにあるんだ。豊かな経験をするためにお金を使おう。しかし、トシを取ってからできる経験はごく限られたものになってしまう。「健康」と「時間」と「お金」のバランスが大事だ、と教えている。タイトルは「ゼロで死ぬ」。つまりしっかりと資産を使い切って楽しかったと思いながら死のう、というのだ。。。考えた。仕事を終え、小雨の中駐車場までのほんの数十メートルを小走り。クルマに乗り込むとゼイゼイ。あぁ、トシだと実感する。残された健康寿命はあまりない。が、貯金もあまりない。。。で、③の貯筋。お金をあまり掛けずに楽しいことをするには…やっぱり体力だ。とてもタイムリーに配偶者が年頭に言っていたのを思い出す。「今年は貯筋よ!」。世のオトコ達と同じように配偶者の決めたことには素直に従う。しかも久しぶりに考えが一致したのだ。ブヨブヨな上半身と貧弱に筋肉が落ちた下半身を少しはマトモなものにしたいと思う。でも、元来「怠惰」な僕。③の目標達成は最も困難だと今から諦め傾向。やっぱり今年も静のままいるのかな。あ、「静」と言えば、しばらく静かだったコロナ、第10波に入ったかも、って。。。