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スタッフコラムStaff Column

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  1. 2022/06/06スタッフコラム

    〇まPの裏庭   ミルハス、出来たってよ。で、思った。

    5月の中旬、平日。その日は日中に「やるべきこと」があったので有休を取った。ここ数年、朝は5時頃には目覚めるのだが休みの日は特に早く覚醒する。外から「今日は絶好のお散歩日和だよ~」と小鳥が誘う。やるべきことにはまだまだ時間があるので配偶者と2人、早くから出掛けることにした。「久しぶりに千秋公園を歩こうか。まさか、そこにクマは出ないだろうし」と言うので命ぜられるまま公園の100円パーキングにクルマを停め、公園内をグルリと周った。通った小学校が明徳だったので公園は殆ど庭のようなもの。マラソン大会や写生大会など、そして通学路として毎日公園内を歩いてた。1時間ほどゆっくりと歩き、クルマで広小路へ降りる。右手に建設中の「ミルハス」(旧県民会館)だ。ほぼ完成状態。外観は・・・ステキ。。。なんか、国立競技場を彷彿させる。(コロナ前の2019年11月に信濃町のセミナー参加で東京に赴いた際、時間があったので完成直前の建物を見てた)以前のコンクリート色?の会館とは全く違う。。。で、少しばかり懐古。 ~そう言えば中学の卒業式はここだった。(実は高校・大学と卒業式に出てないので、僕にとっては人生最後の卒業式だった!)そう言えば、ここで「松田聖子」や「サザン」のコンサートを観た。あ、「太田裕美」もだ~

    で、先日。秋田市周辺地域に配布される「マリ・マリ」を見た。以前にも書いた記憶があるけど、「輝きの処方箋」というコラムを読むため、だ。執筆の佐々木康夫先生はず~と以前、当院の副院長だった。当時からとても魅力的なオトナだった。先生は多くの若いモンを集めてよく飲む方だった(いまだにそのようだけど)。僕も先生んチにお邪魔して飲んだし、秋田市手形の居酒屋でもよくご馳走になった。「輝きの処方箋」にその時代のことが書かれていた。秋田市文化会館の思い出、として。

    35年前、先生は確かに「劇団手形界隈」を引き連れ市文化会館で興行を打った。実際観に行ったし、手元に「その日のパンフの写し」がある。未だに取ってある。とてもクセの強い役者が多く、ストーリーや展開もフツーじゃなかった。学生時代、ホリガネ先生が戯曲好きで、別役実とかつかこうへいの作品を演るアングラっぽい演劇を何度も観てたが、勝るとも劣らない面白さがあった。実は、その手形界隈の「役者」で仁政会に現役で勤務している方が3人いる。サンクリニックの肥田野院長とルナクリニックの増田前院長、そしてミツユキさん。あの文化会館の舞台で堂々の演技。みんなスゴかった。。。その文化会館がこの9月で閉館するのだ。ミルハスがその機能を受け継ぐのだそうだ。文化会館の思い出はその公演以外は「診療報酬改定説明会」くらい。2年に1度、それに行く程度の思い出だけど、いよいよ「コンパクトシティ」化が本格的になってきたのか、と思うと随分と寂しい。県の人口はピークの1956年、135万人から今年5月値で93.4万人だ。65年で40万人の減。ご承知のとおり加速度を増して減少を続ける。まずは「社会減」が無くなる魅力的な地域にしなけりゃ、ね。

    「あの頃はよかった」ばかり思わず前向きに生きたいと改めて「ミルハス」の竣工に思った。