何故こんなにも世間の「当たり前」に疎くなちゃったんだろ。確かに僕はトレンドを取り入れようなんて思わずに生きてきた。同世代の友人たちはそれなりに流行の中に暮らしていた。「ディスコ」なんかもそうだった。僕は1度も行かずに過ごせた。誘われもしなかった。多分知らず知らずに「絶対イヤ」というオーラを出してたんだろう。。。あ、今回は「チートデイ」という言葉。この間の「ディストピア」といい全く聞いたことがなかった。
殆どの方はご存知らしい。9月上旬の月曜。そう、プロ野球の試合がない月曜だ。たまにはフツーの番組でも観ようか、とテキトーにチャンネルを変えてた。クイズ番組をやってた。その問題が聞こえてきた。「ダイエット方法のひとつで、わざと沢山食べる日を設定することがある。その日を何と呼ぶか?」だ。???何言ってんの?そんなダイエット法があるのすら知らん!と、正解者はいないだろうと余裕で観てたら5人中4人が正解。驚いた。不正解は50代の男性噺家。ダイエットには興味なさそうな年代、性別…というわけでもないだろう。だって8割が正解なのだから「知ってて当たり前の言葉」なのだ。「ああ、やっぱトシかぁ」と軽いショックを受けて、の1時間くらいあと。町屋良平という作家の第160回芥川賞受賞作「1R1分34秒」を読んでた。(2019年受賞。ボクシング4回戦ボーイが主人公のお話)そこにこの言葉が登場した。試合前の減量を伴う練習を2週間続けている記述があり、そのあとに「チートデイ」のその箇所があった。そこを少しだけ抜粋 ~~疲れ果ててのようやくのレスト日。減量の効果を上げるためのチートデイでもある。からだを騙すのだ。1週間に1日、普段の数倍ものカロリーを摂取して翌日からまた元に戻す。からだは高カロリーを予測しているから足りなく焦る。そうして効率的に体重を落としてゆく~~ これがチートデイ。
脳は「明日はまた食事制限だ」と知ってるのに体はそれを脳から教えてもらえないのかぁ。意外と仲が悪いのか、コミュニケーション不足なのか、はたまた脳と体は同じ言語を持っていないのか…体は騙されやすい、ってことはピュアなんだね。脳は狡猾だね、いつも。
またどうでもいいことを書いちゃった。。。チートデイ、という言葉って基本的にボクサーの専門用語っぽいけど、何故一般ピーポーの殆どが知ってるんだろ?何故、僕には誰も教えてくれなかったんだろ。もう少しトレンドにアンテナを張っていなきゃ若いモンに示しがつかないわなぁ~