サキガケのコラム「北斗星」(12月7日付)に載ってたのが、信号機のない横断歩道でのクルマの一時停止についてのお話。道交法上、横断歩道を渡ろうとする歩行者を見つけたら止まるのがドライバーの義務だ、と習った気がする。そのコラムにも「ルール」だ、と書く。続けて、「三重県の高校生が横断歩道で「人が取る動き」でクルマの一時停止にどう影響するか、の調査をした」と述べ、結果、「手を挙げた」場合は「6割以上が停止」し、「立っているだけ」の場合は「3割」が停止したという。JAFの調査についても書いている。秋田県の一時停止率だ。「46.9%」。この数字は多いのか少ないのか。
自分を省みる。そう言われると僕は横断歩道で殆ど止まった記憶がない。自宅から職場まで概ね4km。その間、信号機のない横断歩道はゼロ。休みの日は食材の買い出しのためにスーパーに行ったり、大好きなラーメンを食べに行ったりする。2年前までは秋田駅前や川反・山王などの繁華街にクルマで赴きもしていた。大体が国道やそれに準じる規模の道路を移動するので「信号機のない横断歩道」がどこにあるのかの記憶がない。実際、歩いているのは登校する小学生しかいない。歩行者が殆どいないのだ。「北斗星」のコラムニストは通勤路に7カ所あるという(都会だね)。。。思い出したことがある。ミツユキさんはとても安全運転なドライバー。随分前に聞いたのだが、確かたった1度だけ違反キップを切られている。クルマで走行中、信号機のない横断歩道で高齢の女性が渡りたそうに足を進めているところを目撃し、スピードを落としたが、その女性は思い直したように足を止めた。そこでクルマを進めた。しかし再び横断歩道に向かって数歩移動。巡回中の警察車両に「そこのクルマ左に寄って止まりなさい!」。。。紛らわしい動きだった、と言っても取り合ってもらえずキップをちょん…
東京出張の折は、当然歩行者の立場になるのだが、東京のドライバーの多くはスゴい。横断する意思を見せなくても横断歩道の方向に向かうだけで殆どが止まってくれる。歩行者が尋常でないくらい多いので一旦停止するとなかなか動くことができなくなることを知っていても止まってくれるのだ。大都会ほど守られるルールなかもしれない。
「北斗星」は師走が最も重大事故の発生が多いと書く。雪道はスピードを抑え、ゆっくりと穏やかに運転しようと自戒した。