あんだけ「暑い!」を連発していたのにいつの間にか夏が静かに退いてめっきりと秋めいてきた。今夏はスイカをこれまでの人生で一番多く口にした。異常な暑さが続いたので水分を欲していたようだ。。。9月に入るとなんと言っても「梨」。齧ると甘~い果汁が飲み物のように口いっぱいに広がる。「果物なんかお腹一杯にならないんだから食べる必要性ゼロ!」と言い切るほどフルーツに興味のない僕が好んで食べる数少ないひとつ。シャリッといい音を立てて齧る。秋を感じる瞬間。。。秋…どこか切ない響きの季節。ふと思う。今僕は人生を季節に喩えるならどの辺りに居るのだろう。
古代中国では四季を「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」と呼んだという。ん?この4色。見たことある。「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」だ。東南西北(麻雀の「家」の順番だ)の守り神の色だ。「玄」は「黒」だそうだ。調べてみた。この四季を人間の一生に喩えると…いくつかの説。2説を紹介。
①の説。「玄冬」は「幼少期」 「青春」は「成長期」 「朱夏」は「現役期」 「白秋」が「老年期」と。「玄冬」は暗い冬、まだ芽吹く前の時期だという解釈。 ②五木寛之の説(らしい)「青春」は「誕生から25歳辺り」若々しい成長期 「朱夏」は「~60歳辺り」活動期 「白虎」は「~75歳辺り」静かな境地に生きる時期 「玄冬」は「~死まで」晩年期
僕は②の五木寛之説を採りたい。しかし、五木がいつ頃この説を主張したか知らないが、現在はこの説に「プラス5歳」がしっくりくるように感じる。25歳なんかまだまだガキだし(事実、僕は還暦過ぎてもこんなにガキだ)、75歳は老人か?というくらい周囲の先輩方はお若い。傘寿なんて元気すぎてお祝いいらないんじゃね?って感じ。「玄冬」なんかはもしかしたらプラス10歳の85歳から、が丁度良いのかもしれない。まぁ当然個人差はあろうが。。。
と、いうことで人生の秋は「65歳~80歳」辺りかと思うがみなさんはどうお感じか。それぞれの年代での感覚も知りたい。老若入り混じって、こんな罪のない話題で「キュッ」と燗酒、なんていいですよね、季節的にも~