トシのせいなのか、新聞のテレビ番組欄に興味がなくなってきた。週1回、月曜だけはBSTBSの21:00をチェック。そう、あの「吉田類の酒場放浪記」。このご時勢、「家呑み」特集が多かったが、やっと「居酒屋ロケ」を再開。お客さんのいない時間帯に、以前放映された居酒屋を訪ね、ご主人と昔話をしたりして「密」を避けての番組作成。ロケ再開は嬉しいがあまり観ないようにしている。。。行きたくなるから、がそのココロ。
冒頭に「トシのせい」と書いたが、僕の大好きな井川町の齋藤多聞町長(ウチの法人の評議員をしていただいている関係からその魅力的な人柄を知ってる)が町の広報誌「いかわ」にこんなことを書いて嘆いていた。厚労省の情報通信白書によれば、令和2年度の調査における新聞閲読者は「30代で10%以下」「40代で24%」「50代で39%」「60代で54%」全体で24%だそう。つまり4人に1人。で、40代以下ではテレビを観る時間より「ネット」の時間が多い、とのこと。多聞町長は「つまり、自分の興味のある特定の情報のみを選択して容れている状況にある」と憂い、「おそらく今の若い世代(町長もまだ40歳になっていないはず。充分に若いけど)が年齢を重ねても新聞やテレビの時間は増えない。各社で論調は違えど問題提起をしてきたメディアに触れる時間が減っていけば、若者が諸々の社会問題を深く知るきっかけもなく「自分と遠い世界のこと」と感じていくのではないか、悩ましい問題だ」と綴る。仰る通りだ、と感じた。
僕自身、テレビの報道番組を観る機会が減っていた。夜、早めに自室に戻りベッドに横になってイヤホンをしてスマホで「格闘技や任侠Vシネマ」を観る。多聞町長は言う。今回の衆議院選の投票があったことを知らない若者がマジでいた、と。国を挙げての一大行事みたいな総選挙。日頃なんの興味もない政治の世界だけど、その時くらいマジで情報を集めて国民の権利の行使と義務を果たそう。僕は今回、「不在者投票」してみた。すごい簡単、お手軽だった。秋田県は不在者投票率全国1だったそう。買い物ついでにできるこのシステム。高齢層、若年層とも利用しやすい。
活字離れが進んで久しいが、テレビもか。みんな自分以外興味がなくなっちゃたのかな。これから日本は、世界はどうなっていくんだろ。少し怖い。