仁政会は「特定医療法人」という聞き慣れない名称の法人だ。公的な意味合いが強いため法人税に少しだけ優遇されているがその分、法的なシバリはキツい。そのうちのひとつが組織体制。フツーの医療法人には不要な「評議員会」を置くなきゃいけない。しかも構成する評議員は基本、法人と利害関係のない方を選任しなければいけない。
ウチの評議員は現在18名。理事数の2倍以上、という規定のためだ。そのメンバーがスゴい。地域医師会長や市長を始め社会福祉法人の理事長など所謂「名士」揃い。今回はその中の齋藤井川町町長に触れたい。
今月号の「広報いかわ」の記事。齋藤多聞町長が自治功労者として県町村会から表彰を受けた、と。で、同じページの下の欄に「町長日記抄」。毎月、多聞町長が書くコーナー。実は毎回楽しみにして読んでいる。(今回の内容にはあとで少しだけ触れます)
現在、町長として3期目の2年目。つまり、丸9年をクリアし10年目に入ったとこ。年齢は42才。。。若い!お父さんの正寧(マサヤスと読みます)前町長のあとを受けて町政を仕切る。「どんだけ剛腕なんだ」と思いきや…とても穏やかだし腰が低い上、少々「天然」も。。。エピソードをひとつ。ある「評議員会」。3月末の多忙な時期に拘わらず律儀にも開会ギリギリのタイミングで会場入り。が、席に着かずズンズンとやって来て「〇まP~、会議の資料を全部忘れてきちゃったさ~何とかして~」急いでコピーをして事なきを得た。(一体、何しに来たん?) もうひとつ。昨年5月末。コロナが5類になって初めての評議員会、理事会。会場は秋田市内のホテル。会議終了後4年ぶりの懇親会。お開きが近づき、僕は気の合う評議員さんに声掛けし「2件目」をマネジメント中。「多聞町長、次行こうゼ!」「え~…行きたいけど広報誌のコラムの締切が明日なんだ。今日中に書かなきゃ発行が遅れちゃう。今日は帰るよ~」。ホントに超多忙の身なのにそれを押して出席していただいてることを痛感。 因みにウチの法人とはスゴい縁がある。顧問弁護士の高橋先生、病院部門の猪股院長、そして多聞町長はナント高校の同級生!それぞれが法曹界、医療界、政界で活躍する若きエース達。そんな同級生が懇親会で一堂に会し談笑する図!ドラマだってそうそうない、USOみたいなホントの話!
あ、今月号の「町長日記抄」は・・・「自分(町長のことです)を含めた酒飲みは、酒量をしっかりとわきまえて飲もうゼ」というまるで吉田類さん的な内容を数値を交えてアカデミックに書き上げていた。「百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそ起これ」だ、そうだ。。。気をつけなきゃ…